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問い直される学校安全と名札の取り扱いVol.2

名札・ネームプレートを採用する組織はどのような安全対策を講じていけば良いのでしょうか?いっしょに考えてみましょう。

子供の防犯対策のため、取り扱いについて再検討されるようになった名札。近年どのような変化が見られるのでしょうか?

生徒は名札を着けず、教職員は名札を

登下校時、生徒に名札の着用をさせない学校が増えました。子供は知らない人に名前を呼ばれると安心し騙されてしまうことが多いため、名札の着用が事件を誘発してしまうかもしれず危険だからです。防犯を考えた場合、名札の校外での着用を廃止するという選択は正しいと思われます。ただし、子供が人に対して警戒心を強めたり、名前を含め、自分の事を人に知らせることへの拒否感を生むため、良いことばかりとは言えないでしょう。周囲の大人が子供をしっかり見守るようにするものもちろんですが、それだけでは万全とは言えず、たとえ子供であったとしても、防犯について出来る限りの意識を持つよう教育することは、自身の安全を守るために大切なことなのではないでしょうか。


一方、これまで名札を着けていなかった教諭に名札着用を義務付ける風潮が広まりました。職員を一見して分かるようにすることにより、部外者の侵入に確実に、より早く気付くことができようにするためです。この場合の名札は目立つ方が良いため、サイズの大きい、吊り下げ式のものが適します。教諭の名札着用についても賛否両論あるようですが、これも防犯に限ってみれば有効な手段だといえます。部外者の侵入への備えとしては多くの対策が必要となりますが、名札着用も力添えにはなるでしょう。

このように学校では防犯の要請から、生徒は名札を着けず、教職員が名札を着ける慣習が広まりつつあるのです。

安心して暮らせる社会を目指して(名札・ネームプレートのある暮らし)

名札を着ける、着けないということは、本来そう議論になるようなことではないはずです。名札の着用についてまで慎重にならざるを得ない社会にこそ問題がありますよね。犯罪の無い環境で、子供をのびのびと育むことができるのが理想ですし、その理想に一歩づつでも近づけていきたいものです。どうすれば犯罪を減らし、無くすことができるのか? ひとりひとりが真剣に考え、行動することで実現できるように思うのです。なんにせよ、小さい1つずつの連なりが社会を形成していくのですから。 かけがえのない命を地域や社会全体で、守っていきたいものです。

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