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ちょっと意外?!表札の起源

名札・ネームプレート・表札のご用命は、キョウリツサインテックにおまかせください。フルオーダーシステムで、お客様のご要望にお応えいたします。

今回は名札から少し外れて、表札のお話。名札と同じく名前を人に知らせるためのものですが、名札は本人が着用するのに対し、表札は名前を書いた札を家の門や入口に掲げて使用します。さて、今やどこの家でも掲げる表札ですが、いつ頃、どのようにして生まれたのでしょうか?

そもそも苗字を持たなかった?

表札の歴史は浅く、日本で習慣が生まれたのは100年ほど前。意外に思われるかもしれませんが、そもそも国民全員が苗字を持つようになったのが実は明治維新以降のことなのです。明治8年に徴兵のため苗字を名乗るよう太政官布告により義務付けられたことが始まりです。それまでにも苗字は使われていたのですが、武士や公家、一部の豪農や豪商など、特定の階級のみが苗字を持ち、その他の庶民は苗字を持つことを許されれていませんでした。

表札の起源である看板

このように歴史の浅い表札の文化ですが、起源である看板の歴史はかなり古く、1000年以上前に遡ります。本格的に普及したのは江戸時代のこと、商家、農家の間で看板を掲げる習慣が広がりました。

しかしこの時看板に書かれていたのは、苗字ではなく屋号です。屋号とは苗字を持つことの許されない商家や農家が個人を判別し、身分を証明することにより商取引の信用を高めるため便宜上に用いたもの。つまり、この時点で看板は、現在のように個人の特定の目的で使われたというよりも、商業的な性質の方が強かったようです。

表札の起こり

江戸時代、武家屋敷では姓のみの表札を掲げる習慣が広がりはじめましたが、その後、明治維新を迎え、全国民が苗字を名乗るようになった後も、表札を掲げる習慣は一般には浸透しませんでした。しかし大正12年に起こった関東大震災をきっかけに事態は急変します。震災で家を建て直したり、移り住むことになった人が多いなか、行方不明になった家族の安否を確認するため表札を掲げるようになりました。そのことがきっかけとなり、表札は日本全国に普及したといわれています。

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